1992年12月12日、下北沢の小さな路地の角に、カレー食堂ゆめやは誕生しました。
カレーといえば日本人の国民食。 よって、好みも食べ方も千差万別です。 ゆめやのカレーは、昔、お家で食べていたような、素朴なカレーを食べていただく事で、 家庭のような安心感を感じて元気になってもらえれば、という想いが込められています。 「お箸で食べるカレー」として生まれたのでルーをトロトロに煮込んで、寝かせて、もう一度 具材と煮込んでいます。 インドカレーやスープカレーとは正反対のカレーです。 今では朱色や黄色の漆塗りのお盆に真っ白なジノリのプレートでお馴染みですが、 最初はどんぶりのご飯と小鉢、スープと一緒に提供していました。 カレーについてくる漆のスプーンは元々はカレーをどんぶりのご飯にかけるものでした。 ですから、今でもゆめやのカレーは変わらず、お箸だけで完食できます。 OPEN当時の野菜カレーのスナップはレジの脇で御覧いただけます。 ゆめやといえば、カレーだけでなく、店の外ではベトナムの食器を売っていますが、 以前はロシアの時計や、ベトナムのZIPPO、モンゴルのカシミヤなどありとあらゆるものを 売ってきました。人気のカレー饅も当時の店長が中華街の饅頭屋へ飛び込みで お願いに行って、作ってもらうようになりました。夏場にはベトナムのCHEという カキ氷のような甘味を販売したこともありました。 沢山の人との出会いからその時々の変化を遂げてきたゆめやは まさに生きているという実感とともに今日まで続いています。 長い年月の間に、色々な人との出会いや別れの中で、今のゆめやがあります。 ゆめやを経て新しい世界に羽ばたいていった人も居れば、悲しい別れもありました。 下北沢という街に夢を抱いて集まってきた若い力が折り重なって、少しずつ 「カレー食堂ゆめや」が出来てきたわけです。 2006年3月末。 ゆめやは下北沢から飛び立ちます。 時期は未確定ですが、NYに移転します。 詳しいことは決まり次第お知らせしてゆきます。 これからもゆめやをよろしくお願いします。
by yumeya-yumeya
| 2006-03-04 16:27
| 現在・過去・未来
|
カテゴリ
以前の記事
LINK
FABULOUS
下北庶民派のゆめやとは対照的ですが、「夢」があるのは同じです。 Puri Chori 雑貨屋の草分な店。 輸入雑貨に始まり今はオリジナル品中心です。2月末ベトナムに移転します。 JAPANESQUE ベトナムのSHOKO等の直営店。商品はほぼベトナムのアトリエで作ったオリジナル商品です。 Lurka Lurkey JAPANESQUE同様、ベトナムのアトリエで作ったオリジナルの帽子専門店。お気に入りの一点に出会える店です。 花泥棒 創業1979年。 原宿店、下北沢店、下北沢南店の3店舗があります。 ゆめやの初代店長も花泥棒の店長経験者。 ゆめやにも花泥棒の心が宿っています。 最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||